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福音館書店月刊絵本「絵本のたのしみ」内のエッセイ担当しました。


福音館書店の月刊絵本

こどものとも012

こどものとも

こどものとも年少版

こどものとも年中版

の4誌の折り込み付録「絵本のたのしみ」のなかにある

「絵本をひらく」というエッセイのコーナーの

文章を担当いたしました。

2022年7月号です。


絵本を親子で読むことについて話す私の元には

たびたび絵本の読みきかせについての悩みが

寄せられます。

読み聞かせがうまくいかないと悩んでる方に向けて

文章を書きました。


自分の読み方に不安を持っている方

子どもの反応がイマイチだと悩む人

そういう方に


絵本の力

何より

子どもの心の豊かさ

について知ってもらいたいと思いました。


反応はあれば嬉しい。

だけど、目に見える反応がなくたって、あなたが読んだ絵本の言葉と

一緒に目にした絵の世界は確実に子どもの心に届いている。


エッセイの文章中にも綴りましたが

私の言葉をここに今一度綴りたいと思います。


親にできることは、

目の前のわが子の心の存在とその感受性を誰よりも尊び、

愛情深く大事に育むことだと思います。

絵本はそんな親と子の間をつないでくれます。


感受性を尊ぶ。

それは、大人が子どもをコントロールするのではなく

子ども自身の育ちを親は見守り待つということ。


今回の掲載後、私が福音館書店の編集担当者様に

お送りしたメール全文をここに記載したいと

思います。

これが私がエッセイに込めた思いです。


O様

お世話になっております。

先日は、「えほんをひらく」の掲載された4誌の

お送りありがとうございました。

改めて読んでみて、絵本を読んで得られる喜びがあるとすれば

私が息子との生活で得たものは最上級の喜びだったのだと思います。

情報過多、SNSに踊らされた子育てで、

画面の上にいる会ったこともない人の投稿に我が子を重ね

映え合戦に知らぬ間に参戦してしまっている現在の幼少期の子育て世代の

皆さんに、目の前の我が子を良くみてあげることの大切さを少しでも

お伝えできたらと思います。

「えほんをひらく」のタイトルの意味も噛み締めたいと思います。

そして私も発信してすぐ、ではなく、あるときふと、読者のどなたかに

「あの時、読んだ、絵本のエッセイのようなこと」が親子間で営まれることを

待ちたいと思います。

子育ては幸せで、その傍にそっと絵本は存在するということを 伝える仕事を微力ながら続けていきたいです。

私にエッセイ執筆の経験をさせて下さって本当にありがとうございました。

追伸

「だからおさじって言うんだ」の息子は今日は高校の体育祭の演出で

髪を青に染めて登校しました。

ちなみに普段はパーマをかけ、赤茶に染めていてチャラチャラした男子高校生を

しています。笑。「幼い」という時代は本当に尊いと感じています。


この度のエッセイ掲載については

多方からお祝いの言葉や、感想を頂戴しております。

読んでくださった皆様ありがとうございました。


2022年6月



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